青空へつづる手紙
横浜市立青葉台中学校演劇部 |
約45分
10名 |
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心臓病、白血病、骨肉腫など、難病をかかえる子どもたちの病室が舞台。生きるために片足切断をせまられ、迷う歩。限られた自分の「生」を見つめる翼。……「いのち」をめぐって、子どもたちのさまざまなドラマが展開する。 |
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テーマは重いが、随所にユーモラスなやりとりもあり、楽しめる。 |
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クリスマスの贈りもの
渡部園美 |
約45分
20名 |
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『クリスマス・キャロル』の劇で、演劇部の初の関東大会出場が決定。だがスクルージ役が骨折し、代役の演技に、演出の彩は不満を隠せない。さらに恒例のクリスマス病院訪問公演を中止にしようと言いだし、部員たちとも気まずくなる。その夜、彩のもとに現れた天使は、彩に、過去・現在・未来を見せてやるという……。 |
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遊びの要素もふんだんで、楽しみながら考えさせる作品になっている。 |
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天国まで−アナタ、愛のために死ねますか
梨澤慧以子 |
約50分
15名 |
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あこがれの竹内君に告白した千絵だが、直後、交通事故で天国に。それが手違いだとわかって、死神と交渉の末、元に戻るまで他人の身体を借りることになる。だが必死に「私は千絵」とアピールしても、竹内君は気づかない。やがて時間が来て……。 |
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コメディタッチで展開するテンポのいい作品。中学生作品。 |
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わんつーすりーふぉーふぁいぶしっくすせぶんえいとないん…天、使!?
森清健太/稲葉倫也 補筆 |
約30分
11名 |
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人間には必ず天使がついている。ところがうっかり天使がつくのをさぼったために、一人の男の運命が変わってしまった。上司(先輩天使)に叱られ、修復を試みる天使。そしてその男は実は……。たっぷり笑わせてくれて、最後はほのぼのタッチ。 |
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クラスで上演してもおおいに受けるだろう。高校生作品に顧問が補筆。 |
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『モモふたたび』(ミヒャエル・エンデ『モモ』より)
大庭陽一郎 |
約60分
15名 |
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千穂は、先生にいじめを知らせようとして、異空間に迷いこんでしまう。そこで出会ったのは『モモ』(エンデ作)に登場する、あのモモだった。モモは言う、「戦いはまだ続いているの」。モモと行動をともにするうち、千穂は……。 |
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携帯電話を小道具に、切れ味のいい現代風刺となった作品。 |
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風の森に哀しみは眠る
かめおか ゆみこ |
約50分
19名 |
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親友のはずのかおるとさやかは、まきが転入して以来、なぜか疎遠になってしまった。実はまきの正体はすきま風(風の精)で、人間の存在を快く思わず、あるたくらみを仕掛けたのだ。一方、それを阻止しようとする疾風。連れ去られたさやかを追って、風の森にたどり着いたかおるだが……。 |
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風の精の集団演技がみどころ。 |
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小犬の贈り物
小林 靖 |
約20分
8名 |
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遅刻してきた直哉は、腕に拾った小犬を抱いていた。小犬の世話にかまけ、掃除をさぼる直哉。しかも小犬を独り占めしようとするので、みんなの不満はつのる一方。そんな時、小犬が行方不明になってしまう。実際の日常にありそうな出来事を、ていねいに描いた作品。 |
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次の『電話』とともに、特殊学級の担任が、生徒のために書き下ろした作品。 |
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電話
小林 靖 |
約15分
7名 |
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受験勉強のため、一人で暮らしている良子は、母の突然の死のあと、弟や妹からかかってくる電話に心配し、進路を変えようか迷う。だが、全力で臨んだ試験に失敗した時、良子は決意する……。 |
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電話のやりとりを通して、情感の漂う作品。 |
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