四十七 |
7人以上 |
柳澤 学 |
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時に元禄15年、吉良上野介を討ち見事本懐を遂げた赤穂浪士四十七士。しかしその後共に行動することを許されない者がいた。一方現代のある高校、転校生テラサカは四十七人目のクラスメートとして馴染めない生活を送っていた。公共の福祉。民主主義という名の暴力。笑いの裏で、四十七番目の○○は一体どこへ向かうのだろうか |
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幽霊部員はここにいる |
女=11 |
田上二郎 |
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無気力・無関心が蔓延する今どきの高校で、唯一熱くなって、浮き上がっていた演劇部の4人組が、見学に行った全国大会の帰りに、交通事故で死んでしまう。文化祭を明後日に控えて、やりたかった劇を何とか上演しようと、幽霊になっても熱い4人組が、幽霊部員たちを、だまして、誘って、説得するが……。 |
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私の上に降る雪は |
男=3・女=4 |
青木尚志 |
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大正から昭和にかけて、その30年の短い生涯を駆け抜けた詩人、中原中也。彼をとりまく詩人たち。そして若き日の恋人、長谷川泰子と、妻の孝子。しあわせとはなんだろうか。また、ひとをしあわせにするということはどういうことなのだろうか。これは、中原中也と、ふたりの女性の、しあわせのありかたをめぐる物語である。 |
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あの人にわたせ |
男=3・女=5・他 |
土田峰人 |
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2つの国の男女の兵士が協力している。元音楽学校だった収容所。閉じこめられている子どもたちを故郷に帰したいのだ。ドキュメント番組を作って貰って、それを世界で放映して貰う。それで子どもたちが救われる。ついに2人のジャーナリストがやって来た。歌と踊りを交えた奇妙な撮影が始まる。 |
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チキン・カレー |
女=3 |
溝口 勲 |
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東京で1人暮らしのたえばあちゃんは、頑固者でヘルパーさんの言うことをきかない。区の福祉課も困り果て、北海道にいる唯一の親戚、亡くなった息子の嫁に連絡する。が、やって来たのは、事情を知らない孫娘えりか。夕食の献立は手作りのチキン・カレー。えりかは、ばあちゃんの気に入るようなカレーを作れるか……。 |
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