ケアすること 愛すること
    The Joy of Caring講演の記録

ISBN

978-4-89380-354-2

パッチ・アダムス

訳・構成

高田佳子

定価

900円
初版
2007年8月25日
パッチ・アダムスは、映画『パッチ・アダムス』実在のモデルです。
パッチ・アダムス本人のテーマは「愛」。
「健康であるかどうかは、幸せであるかどうかで決まる」と語る彼は、「愛」に満ちた健全な社会が健康のベースとして不可欠であると考え、医療共同体"ゲズントハイト・インスティテュート"の建設を目指しています。
経済効率や優位性を競ってエゴや欲望を追い求める価値観から、愛や歓びを中心とした価値観に変えていくことにより、健康で平和な社会が実現すると考えているのです。
パッチ・アダムスが40年前から実現しようとしていることは、まさにこの地球と人間に優しい環境の中で安心して医療を受けられる仕組みなのです。

もくじ

パッチ・アダムスのテーマは愛=高田佳子

【講演記録】
ケアするってすばらしい!

●パッチ・アダムス 学生たちと語る
ヘルス・ケアを学ぶとは 交流会の記録

●パッチ・アダムス 合同記者会見
思いやりの医療

 Patch Adams (パッチ・アダムス)

1945年ワシントン生まれ。幼少の頃父の仕事の関係で日本(横浜)、ドイツで暮らす。
1964年ジョージ・ワシントン大学医学部入学。67年にバージニア医科大学入学。
卒業後一年間の小児科研修を経て、71年より仲間と共に共同生活を送りながら医療活動を行う"ゲズントハイト・インスティテュート(GesundheitInstitute)"を設立。
医療をビジネスから切り離すことを提唱し「健康とは、人の心も体も全てがよい状態にあること」と考え、患者への思いやりやユーモア、笑い、芸術、農業、楽しみ、人と人との絆などを治療に取り入れることを試みた。 1979年本格的な病院建設準備のため、共同生活を終わらせる。
83年から建設資金集めのための講演活動を開始。
ウエストヴァージニア州ポカホンタスに土地を購入。現在も講演活動を続けている。
  
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