浅草子どもの歳時記[続]

ISBN

4-89380-141-4
978-4-89380-141-8

漆原喜一郎

定価

1,600円
初版
1992年4月15日
昭和のはじめ、浅草に生まれ育った著者が、子ども時代の豊かな遊び、家や街の姿をいきいきと描き出す。
人と人の繋がりが生きていた時代の下町情緒たっぷりの好エッセイ。

[続]は、戦中・戦後青春編。

【もくじ】より

まえがき
入学の日/市電通学/市電通学/歩け 歩け/早実健児/練炭火鉢/太平洋戦争/鉄輪の木槌/東京初空襲/先生の素描/一枚の写真/いのち拾い/リンゲルの点滴/病室夜話/アンデルセン童話/山崎先生の励まし/防空壕/南京虫


縁故疎開/いじめっ子/食事の支度/貰い湯/安原先生の教え/おひまち/笊つくりと代用教員と/十日夜/うさぎの肉/澱粉工場と松根油/陸軍航空士官学校へ動員/夜の長距離輸送/小さな抵抗/厭戦の替え歌/狭山湖畔の夕日/陣中見舞/乾燥バナナ


教師になりたい!/入校初期訓練/師範魂/真夏の夜の夢/腹鳴り/寮生活はつらい/やせ豚捕物帳/姉の恋人/戦争から平和へ


大食記録/気胸療法/遠足での失敗/蜘蛛の糸/学費稼ぎ/まぼろしの恋人/大八車と脱穀機/児童文化の洗礼/簡易文化/隅田川の魚釣り/梁山泊/父からの贈り物/教師への道
あとがき
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