シアターアーツ 13 2001-I
  特集 天皇制と演劇

ISBN

4-89380-254-7
978-4-89380-254-5

AICT日本センター

定価

1,600円
[特集]天皇制と演劇 七字英輔・責任編集
[巻頭エッセイ]
「演劇と天皇制」についての対話=山口昌男
[共同討議]
演劇にとって「天皇制」とは何か?
大笹吉雄+菅孝行+岸田理生+本橋哲也+七字英輔(司会)
[評論]
天皇劇の行方 歌舞伎の美意識と秩序=渡辺保
中世演劇と天皇制 「触穢」思想の淵源= 松岡心平
シェイクスピアの王権と政体=中野春夫
「皇民」演劇批判論・素描=佐伯隆幸
象徴天皇制から情報天皇制へ=西堂行人
[作家論]
岸田國士 日疋祐三と田丸浩平─「公」と「私」の時空=今村忠純
飯沢匡 鏡としての「天皇制」=みなもとごろう
田中千禾夫 「内なる天皇制」への照射=森秀男
三島由紀夫 幻の忠義─『朱雀家の滅亡』=山中剛史
秋元松代 『村岡伊平治伝』─戦前天皇制のメカニズム=西村博子
つかこうへい 『銀ちゃんが、逝く』と天皇制=田之倉稔
野田秀樹 『パンドラの鐘』と受容者の倫理=森山直人
松田正隆 家、そして王権の継承= 太田耕人
テレーズ・ラディック オーストラリアから見た天皇制 =佐和田敬司
[対談]
「21世紀型社会と天皇制」
別役実×坂手洋二  聞き手・構成=野中広樹

[Theatre Arts in The World]
中国 高行健ノーベル文学賞と最近の北京演劇界=瀬戸宏
ドイツ ベルリンからオーバーアマガウへ=市川明
ベルギー リアルをまとう身体=立木あき子
ドイツ ドイツに刺さる棘─新しいシャウビューネの出発・ユダヤ博物館・サシャ・ヴァルツ振付『ケルパー(身体)』=新野守広
[劇評]
高貴である。でもそれでよいのか?─レイフ・ファインズ主演『リチャード二世』『コリオレイナス』=野田学
忘却というオブセッション─ダムタイプ『メモランダム』=里見宗律
ゲームの規則─MONO『錦鯉』と桃園会『どこかの通りを突っ走って』=出口逸平
[投稿論文]
『スサノオサーガ』(「劇団☆新感線」)の神話的機能 ざわめく無意識の森の中へ=いまむらめぐみ
[編集後記]
  
[お問い合わせ先]
晩成書房
〒101-0064
東京都千代田区神田猿楽町2-1-16
シエルブルー猿楽町ビル1F
E-mail