[特集]天皇制と演劇 七字英輔・責任編集 |
[巻頭エッセイ] |
|
[共同討議] |
演劇にとって「天皇制」とは何か? |
大笹吉雄+菅孝行+岸田理生+本橋哲也+七字英輔(司会) |
|
[評論] |
天皇劇の行方 歌舞伎の美意識と秩序=渡辺保 |
中世演劇と天皇制 「触穢」思想の淵源= 松岡心平 |
シェイクスピアの王権と政体=中野春夫 |
「皇民」演劇批判論・素描=佐伯隆幸 |
象徴天皇制から情報天皇制へ=西堂行人 |
|
[作家論] |
岸田國士 日疋祐三と田丸浩平─「公」と「私」の時空=今村忠純 |
飯沢匡 鏡としての「天皇制」=みなもとごろう |
田中千禾夫 「内なる天皇制」への照射=森秀男 |
三島由紀夫 幻の忠義─『朱雀家の滅亡』=山中剛史 |
秋元松代 『村岡伊平治伝』─戦前天皇制のメカニズム=西村博子 |
つかこうへい 『銀ちゃんが、逝く』と天皇制=田之倉稔 |
野田秀樹 『パンドラの鐘』と受容者の倫理=森山直人 |
松田正隆 家、そして王権の継承= 太田耕人 |
テレーズ・ラディック オーストラリアから見た天皇制 =佐和田敬司 |
|
[対談] |
「21世紀型社会と天皇制」 |
別役実×坂手洋二 聞き手・構成=野中広樹 |
|
|
[Theatre Arts in The World] |
中国 高行健ノーベル文学賞と最近の北京演劇界=瀬戸宏 |
ドイツ ベルリンからオーバーアマガウへ=市川明 |
ベルギー リアルをまとう身体=立木あき子 |
ドイツ ドイツに刺さる棘─新しいシャウビューネの出発・ユダヤ博物館・サシャ・ヴァルツ振付『ケルパー(身体)』=新野守広 |
|
[劇評] |
高貴である。でもそれでよいのか?─レイフ・ファインズ主演『リチャード二世』『コリオレイナス』=野田学 |
忘却というオブセッション─ダムタイプ『メモランダム』=里見宗律 |
ゲームの規則─MONO『錦鯉』と桃園会『どこかの通りを突っ走って』=出口逸平 |
|
[投稿論文] |
『スサノオサーガ』(「劇団☆新感線」)の神話的機能 ざわめく無意識の森の中へ=いまむらめぐみ |
|
[編集後記] |