シアターアーツ 16 2002-I
  特集 演劇と笑い その過去・現在・未来

ISBN

4-89380-277-1
978-4-89380-277-4

AICT日本センター

定価

1,600円
[特集]演劇と笑い その過去・現在・未来
[基調]
「演劇と笑い」を特集するにあたって=瀬戸宏
[共同討議]
研究・批評の立場から
粟田+市川明+大笹吉雄+永田靖+瀬戸宏(司会)
演劇創造の立場から
岩崎正裕+土田英生+松田正隆+太田耕人(司会)
[演劇と笑い、その原質]
古代ギリシア・ローマ演劇と「笑い」=木村健治
シェイクスピア劇の笑いと社会─『十二夜』をめぐるひとつの読み=太田耕人
元曲の笑い=金文京
狂言の笑い=権藤芳一
「大笑い」の想像力─文楽と歌舞伎の笑い=宮辻政夫
[近現代演劇と笑い]
何を笑わないか─チェーホフ劇と笑い=永田靖
ドイツ演劇と笑い=市川明
不条理演劇の笑いは決して不条理ではなかった=小田中章浩
[笑いの最前線]
三人の「井上ひさし」─どう笑い、何を嗤うか=星野明彦
道化の笑い─野田秀樹『パンドラの鐘』=出口逸平
つかこうへいの笑い─リアルな手触りを変えてしまった笑い=菊川徳之助
人間の弱点を大らかに笑い飛ばす─新感線の笑い=九鬼葉子
猫ニャーの笑いについて─ブルースカイ試論=中西理
女性劇作家の生み出す笑い─ジェンダーの「揺らぎ」と「かく乱」=畑律江
ダンスで笑う─関西のダンサーを中心に=上念省三

林兆華の演出=瀬戸宏
[海外演劇人インタビュー]
オン・ケンセン 政治というファッション=里見宗律
[連載]
若手演劇時評 3いかに「劇場」に抗すればよいのか?=森山直人
[劇評/書評]
征服されぬ山々─松田正隆『雲母坂』をめぐって=内田洋一
合わせ鏡の震災劇連作─深津篤史プロデュース『カラカラ』=中西理
古典のこころみ─福岡県民創作劇場の『四谷怪談』『ハムレット』『かもめ』=梁木靖弘
類のない清冽な印象─プロジェクト・ナビ『処女水』=安住恭子
だから平田オリザは嫌われる『芸術立国論』(平田オリザ著)=日比野啓
[投稿]
他者をkhora化する=証言する演劇─CUATRO GATOS[4─sch─時間 prototype]をめぐって(1)=井上摂
  
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