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参加・獲得型学習によって学びを全身化し、従来の学びをダイナミックに変革すること、そのためにドラマを大いに活用すること、それが本書の提案である。 |
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はじめに より |
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もくじ より |
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はじめに |
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第1章 "学びの全身化"にむけて |
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1 はじめに──アクティビティの定義と課題 |
2 前史としての「あかり座」プロジェクト |
3 「獲得型教育研究会」の研究活動 |
4 演劇的教育と演劇的技法──冨田博之の演劇教育論 |
5 異文化接触とクリエイティブ・ドラマティクスの受容 |
6 ドラマ・アクティビティの日本的展開──正 嘉昭を中心として |
7 ドラマをめぐる状況変化 |
8 コア・アクティビティの検討 |
9 本章のまとめ |
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第2章 思い切って異なろうとすること |
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1 思い切って異なろうとすること |
2 古き良き時代? |
3 時代が変わっているんじゃない? |
4 時代は変わっている……人間的な見方 |
5 時代は変わっているんじゃない?(2) |
6 どの子もかけがえのないもの:子どもたちのための改革 |
7 教授法、創造性と願望 |
8 古き良き時代?(2) |
9 課題 |
10 ドラマを通じた学校改革:シェントン・スクール |
11 この授業のつながりは適切なのだろうか? |
創造的な教え方は複数の目標につながる |
12 ドラマの5つの中心目標:シェントン・スクール |
13 ドラマ教育におけるキー・コンセプト |
14 ドラマによる学校改革:シェントン・スクール |
15 個々人の学習スキル・思考のスキルを養成する |
新カリキュラムの枠組み |
16 踊る阿呆に見る阿呆 |
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第3章 ドラマワークは教育を変えられるか |
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1 二人の出会い |
2 獲得型教育研究会のこと |
3 「学びの扉を開く鍵」としての演劇的手法 |
4 表現活動の前提作りの大切さ |
5 「あかり座」での試行 |
6 どうやってドラマの技法を身につけるのか |
7 技法を統合する視点 |
8 ドラマワーク運用上の配慮 |
9 二人の共通性は? |
10 学びのツールとしてのドラマ |
11 学びの分水嶺 |
12 統合するものとしてのドラマ |
13 振り返ること |
14 演劇的知とは |
15 都市の教育者 |
16 コア・アクティビティ |
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第4章 学習媒体としてのドラマ教育 |
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1 ドラマと青少年演劇─共通点はなにか |
2 演劇の4つの要素 |
3 ドラマと青少年演劇はどのように違うのか |
4 役柄を演じること─違う自分をイメージする:身体化された学び |
5 ドラマワークにおける行動的枠組み |
6 コンベンション・アプローチでドラマワークを構造化する |
7 ドラマ的アクションの種類 |
8 ドラマ・ワークショップをマネージメントする |
9 教師が手に入れるもの |
10 良いワークショップの要素 |
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第5章 ドラマワークの構造とデザイン |
──キジムナー・フェスタでの対談=ニーランズ・渡部 |
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1 ドラマワークの開発にむけて |
2 ドラマ教育への接近 |
3 コンベンションの役割 |
4 沖縄のワークショップをアメリカで |
5 なぜ「詩的」アクションなのか |
6 ストーリーの焦点化:ダンスについて |
7 ドラマ教師の資質─柔軟性 |
8 ドラマワークを成立させるもの |
9 学校教育でドラマを活用する目的は? |
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第6章 ファシリテーションはアートである |
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はじめに─問題の所在 |
1 ドラマワークの成立要件 |
2 ドラマ:いじめグループによる脅し |
3 ドラマワークの実際 |
4 「いじめ」ドラマのデザイン |
5 ファシリテーションの工夫 |
6 考察−獲得型教師の資質形成への示唆 |
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第7章 ドラマワークとコミュニケーションの変容 |
──獲得型学習モデルおよび教師研修モデルに関する試案=渡部 淳 |
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はじめに |
1 コミュニケーション空間としての特質 |
2 獲得型学習モデルの拡張 |
3 要素間のつながり |
4 教師研修のモデル |
5 実践の態様と今後の課題 |
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終章 研究・実践の新しいステージへ=渡部 淳 |
1 理論と実践の深化──定例研究会と春のセミナー |
2 ドラマワークの開発──宮崎充治実践の意義 |
3 現職教員の研修プログラム──東大和第三中学校の場合 |
4 「獲得研シリーズ」の刊行へ |
5 今後に向けて |
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あとがき |
初出一覧 |
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ジョナサン・ニーランズ(Jonothan Neelands) |
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ウォーリック大学教授(ドラマ/シアター教育)
1952年生まれ。
ドラマ教育学の主任として教師や研究者の養成に携わる一方、ワークショップ・リーダーとして英国のみならず国際的に高い評価を得ている。ウォーリック大学とロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが演劇教育の改善のために立ち上げたキャピタルセンター(CAPITAL Centre)の副ディレクターでもある。2007年には、ナショナル・ティーチング・フェローに選ばれている。
『ドラマワークを構造化する』など、テキスト等の出版物も多い |
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日本大学文理学部教授(教育内容・方法論)
1951年秋田県生まれ。
獲得型教育研究会代表。日韓米の高校生が演劇的発表を創り出す「グローバル・クラス」など、数々の実験的プログラムの運営に携わり、教育における演劇的手法の可能性を国際的な視野で研究している。
著書に、『国際感覚ってなんだろう』(岩波ジュニア新書)、『教育における演劇的知』(柏書房/第42回演劇教育賞・特別賞)、『教師 学びの演出家』(旬報社)、『大学生のための 知のスキル 表現のスキル』(東京図書)などがある。
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