改訂版劇あそびの実際
  幼児の劇あそび指導書

ISBN

4-89380-106-6
978-4-89380-106-7

河部賀興/大阪幼児の劇あそび研究会

定価

2,000円
初版
1985年8月26日
お話の世界に、子どもたちをどう誘いこめるのか──常に現場の幼稚園、保育園で、先生と一緒に実践を試み続ける著者の、劇あそびの指導書。
展開のしかたを分かりやすく示すテキストの改訂版。

【もくじ】より

理論篇
 1.乳・幼児の劇あそびをどう考えるか?
  「劇あそび」とは?
昭和12年保母「山村きよく」氏が名付け親
[劇]と「あそび」をくっつけた主旨
  「これまでの劇あそび」「これからの劇あそび」
覚えたセ"セリフ"を言う「これまでの劇あそび」
乳幼児の発想から生まれた言葉や仕ぐさとして表現される「これからの劇あそび」
  「劇あそび」にはどんな法則があるか?
〈法則1〉即興的であること
〈法則2〉保育者も乳幼児と劇的に遊ぶことこと
 2.劇あそびの指導案をどう立てるか?
  題材の選び方
「お話劇あそび」よりも「創作劇あそび」から
  主人公の決め方,登場人物の設定
主人公になるのは幼児。その他の人物になって主人公を「愛情」と「葛」でゆさぶるのは保育者
  劇的な組み立て方
(1) 五つのWをおさえて
「だれが?」「いつ?」「どこで?」「なぜ?」を大切に
(2) 徐々にもり上がるように(クレッシェンド)していくように組み立てる
 3.劇あそびを実際にどう指導するか?
  劇あそびの導入
主人公への共感・共同幼児が思わず主人公になって、行動し始めるように
  保育者の働きかけと幼児の反応
保育者がどこまで生き生きと幼児と遊べるか
演技力よりも幼児のサイクルと交信しあえる保育者としての力量が問われる?
  予想外の発展
予想外の反応の中に幼児の世界(リアリティ)を探る
幼児の生きた言葉や仕ぐさに出会う感動!
  劇あそびの終わり方

実際指導篇の使い方

実際指導篇
1 「こねこと女の子」(3〜5歳)
2 「ダイヤモンドまる虫」(3〜5歳)
3 「ちびくろサンボ」(3〜5歳)
4 「おふろあそび」(3〜5歳)
5 「ふしぎなせんたくき」(3〜5歳)
6 「いたずらラッコとおなべのほし」(3〜5歳)

  コラム
「うそっこの世界で遊ぶとはどういうことでしょうか?」
「うそっこの世界で夢中になって遊ぶとは?」
「緊張と弛緩とは?」
「遊びから外れる幼児をどうすればいいのでしょうか?」
「劇的状況を5Wおさえるとは?」
「保育者が主人公の相手役を受け持つ必要とは?」
「衣裳・小道具セットは?」
「擬音・擬声の大切さとは?」
「生き生きと働く想像力とは?」
「セリフは覚えなくていいのか?」
  
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