Majun─マジュン |
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恒太は、家族で島へ遊びに行った時に不思議な石を拾う。しかし、その石には霊が憑いていた。霊感が強い晴は、駄菓子屋をやっているユタのオバーに、石と一緒に憑いてきた霊を払うようにお願いするが、その霊は、70年あまり前、戦渦に巻き込まれ、犠牲になってしった者の霊であった。
「私たちがこの悲惨な歴史を忘れないことはとても大切です。しかし覚えているだけでは不十分です。見て感じたことを多くの人に伝えることが私たちの務めなのです。」
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青い鳥 白い波 緑の風 |
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沖縄返還から50年の夏休み。文化祭に向けてグループ研究のテーマは『沖縄に学ぶSDGs』。いったい何を調べたらいいの? みんなの憧れのリゾート地沖縄。美しい青い海とサトウキビ畑。そして戦場となった島。沖縄に対する思いはさまざまあるけれど……。人に言えないことや、悪意のある嘘、そこに希にまぎれるやさしい嘘。東京の中学生の視点から描いた沖縄をめぐる物語。 |
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礎(いしじ) |
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昭和30年、激しい地上戦を生き延びた姉妹のもとに、一通の手紙が届いた。そこには記されていたのは生き別れた父のことだった……。
ハンセン病を通して、差別と偏見、戦争と平和を見つめる物語。 |
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セブン |
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主人公の新井友里はウルトラセブンの大ファンです。新型コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻が起きる前の2016年、彼女は読書感想文で、文部科学大臣賞を受賞します。
そのことを知った幼なじみの金城翼と成田森一は、友里に演劇部で上演する「シン・ウルトラセブン」の脚本を依頼します。
友里はボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞した日に、「シン・ウルトラセブン」を創り始めます。話が行き詰まったとき、彼女は市川ナナという転校生の存在を知ります。ナナはいつもマスクをしています。ナナは、コロナの時代(未来)からタイムスリップしてきたような少女でした。そのナナとの出会いから、「シン・ウルトラセブン」の内容は大きく変わることになるのです。 |
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月と光の旅 |
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そこは教室。演劇部の活動のはじまる前。
ひかりが一人、窓から外を眺めている。
水分を含んだ風。金管楽器の遠い音色。校庭のかけ声。白い月。
やがて、ゆっくりと部員たちが集まる。
ひかりは、どんなふうに語りはじめるか、まだ迷っている。
彼女は、帰らなければならない。もといた場所に。
とても遠く、もう、戻ってこられないところに。 |
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Home,Sweet,Home〜天使は地上(ここ)に舞降りた〜 |
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真人は風見中学校サッカー部員。怪我をきっかけにレギュラーを外され、部活を休んでいる。しかし、クラスでは元気で明るくリーダーシップもあり、特別養護老人ホームでの体験学習の班長をまかされている。5日間の体験学習は、幼馴染のあかりと個性的なメンバー2人と一緒だ。
ある日、真人は天使ミカエルに出会う。ミカエルは「天使になれる人間」をスカウトに来た「スカウト天使」で、真人に天使にならないかと持ち掛ける。天使になると翼をもらうことができ、心が解放され自由になれると聞き魅力を感じる真人。だが、すぐに決めることはできない。
特別養護老人ホームでの体験を通して、真人は今の自分が本当に挑戦したいことを理解する。それこそが今の真人の心を自由に羽ばたかせるのだ。真人が選んだのは天使になること? それとも……? |
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ボンド〜友情の絆〜
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中学校生活での、最後のダンス発表会を控えたある中学校のダンス部が舞台。
ダンス部員の「葵・紗菜・美結・詩・楓花」は、仲良しで強い絆で結ばれている仲間であった。
そして、中学校生活最後のダンス発表会で、最優秀賞の受賞を目指して日々稽古に励んでいた。
しかし、メンバーの1人‘楓花’の足に異常が見つかった。楓花は、最後の発表会にみんなと舞台に立ちたいため、仲間に足の異常を隠し、みんなの足を引っ張らないように1人で稽古をしていた。
ところが、その様子を部員の1人‘詩’の幼馴染みで、化学部の深井海に見つかってしまう。海は「透明人間になる薬」を発明して、公園で実験をしているところだった。そのことを、悩んだあげく‘詩’に教えた。詩は、考えた末、部長の葵に教えた。‘楓花’の気持ちを‘葵’にも理解してもらいたい気持ちからであった。だが、葵は最優秀賞を取ることを優先しメンバー交代を考えた。詩は「楓花が仲間と最後の舞台に立つことを強く望んでいる。楓花の気持ちも考えて欲しい。」と告げる。問題は、‘紗菜・美結’を巻き込んだ五人の「対立と葛藤」が始まる。
‘葵’は、公園でひたすら稽古に励む楓花の様子を毎日見に行く……。発表会も間近になったある日、‘葵’は新しい「ダンスプラン」を考えてきた。それは、足に異常のある「楓花に配慮したステップ」を入れたプランであった。
そのことで、再び仲間の気持ちは1つになり発表会当日を迎えた。5人のダンスは見事な出来映えではあったが、準最優秀賞と特別賞を受賞した。しかし、5人は満足していた。最後の舞台を、5人の仲間とやり遂げ、絆の強さを確認できたことに……。そして、そんな様子をずっと見ていた‘海’にも変化が起こった。
※『ボンド』……「絆」の意味 |
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ZOO お悩み相談室
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人は動物の前だと素直になって、誰にも言えない悩みを打ち明けてしまうのはなぜでしょう。共和動物園には、今日もいろんな人がやってきます。 |
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第四の壁 |
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舞台は中世ヨーロッパ。主人公のマリーは時々不思議な夢をみるようになる。唯一の夢の話を信じてくれたのは、女王エレンだった。舞台と現実、夢を見る度に二つの世界が交差する。本当の世界に戻るには第四の壁を越えなければいけないらしいが、第四の壁とは一体……。 |
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走渡鳥 |
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幼い頃から一緒にかけっこをしていた凪沙、柚那、凛、琥太郎、光也。
中学3年生。走ることが好きな凪沙は、凛と共に陸上部として活躍していた。一方、柚那は陸上に夢中な凪沙の姿に憧れ、自分の『好きなこと』は何か悩んでいた。
ある日2人は、すれ違い離れていくことに。──
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ジキータ! |
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字の汚い書道部員でんいちろうが、友情の証であるドキュメントファイルを失くしてしまった! チーム「ジキータ」は一路京都に捜索の旅へ。早くしなければ自分でも自分の文字が読めなくなってしまう、しかし手がかりはなかなか見つからない。トラブルを乗り越え、果たしてドキュメントファイルは見つかるのだろうか。そしてパフォーマンス書に書く言葉は。欠点だらけの中学生たちが自分を知り仲間を想う友情物語。 |
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我武者羅 SHA・LA・LA |
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ママさんバレーボールチーム「我武者羅アタッカーズ」に、ひょんなことで、入部した健二の活躍で、チームも健二も変わっていく。 |
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10years〜さくらの花の咲くころにII〜 |
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「友達アプリ」をめぐり警察署に集まった、老婆、孫、スマホ盗、不良少女、社長、刑事課長、少年課長、署長が、「友達」をめぐり一悶着。老婆は、思い出の桜の木を探しに……。 |
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