老人ホームひまわり園 |
男=4・女=12 |
作原美芽子(原案)・ 原 敬二(脚本) |
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ひまわり園では秋の園内文化祭に向けて出し物の踊りの練習に余念がない。そんなある日、利用者の河野信子がひまわり園から姿を消してしまう。平均年齢80歳のひまわり園利用者たちが、捜索に立ち上がるのだが……。恋あり、笑いあり、涙あり、老人ホームの日常を軽妙なタッチで描き出します。 |
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見送る夏 |
女=6 |
越智 優 |
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夏休みも終わりに近づいたある夏の日。たまりにたまった宿題を片付けようと早枝子の家にあつまった4人の友人たち。そこには、泊まりに来ているらしい従姉妹の茉莉もいる。しかし宿題は一向に進まず、ただだらだらと時間を過ごす5人。なにも起こらない、起こってくれなかった、ある夏の話。 |
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なにげ |
男=2・女=1・他 |
若林一男 |
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童謡「赤い靴」の女の子は、父に捨てられ、母に捨てれれ、育ての親に捨てられて、自己の存在承認を得られないまま、寂しく孤児院で亡くなる。この赤い靴の女の子の世界と、自分の行き先を忘れてしまった電気工事の男、自分の家を忘れてしまった男、そして見張るべき人物を忘れてしまった探偵たちが作り出す世界が交差し、不思議な昔話の世界の中で少しづつズレてネジれて、やがて思いもよらない奇妙な結末へと誘う。 |
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昭和みつぱん伝〜浅草・橋場二丁目物語〜 |
女=2 |
タカハシ ナオコ |
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時は、太平洋戦争真っ只中の昭和18年10月20日、学徒出陣の壮行会が神宮外苑で行われる日の前日。所は、隅田川沿いの、今で言うウォーターフロントの高級住宅街の中のお屋敷。お見合いの練習をしている巴(西島家のお嬢様)と勝子(女中の娘)。巴は、いやがる勝子を、「みつぱん」で誘い、お見合いを壊すための練習を始めるのだが……。 |
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お葬式 |
男=2・女=1 |
亀尾佳宏 |
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おじいちゃんの葬式を抜け出したトモコは、強い夏の日差しをものともせず、いつもの仲間であるユウタとキヨシと一緒に、いつもの遊び場を駆け回り、いつものように虫を捕る。「すぐに死んじゃうね、虫。」3人は、息することを忘れ、モノへと変わってしまった生き物たちのお葬式を始める……。 |
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