パントマイムの心と身体
白塗りの道化師
パントマイムの心と身体

ISBN

978-4-89380-413-6

あらい 汎

定価

2,800円
初版
2011年1月15日
著者が追い求めてきたパントマイムという芸術の
歴史・特性・可能性を解説し、
表現のためのトレーニング法を多くの写真を駆使して示す。
著者の劇世界を結晶させた
黙劇『物置小屋のドン・キ・ホーテ』戯曲も収録。


出会い─まえがきにかえて

1 その歴史
2 マイムの身体
3 言葉無き行為
4 無対象
5 道化師・クラウンそしてピエロ

【パントマイムEXERCISES】
a 肉体の開発
b 肉体のマイム化
c マイムテクニック
d マイム作品演習

【戯曲】黙戯「物置小屋のドン・キ・ホーテ」

見守ってください─あとがき


 あらい 汎(あらい・はん)

劇団汎マイム工房主宰・役者・演出家
Panto-mime Artists Company(P. A. C)代表

長野県出身。舞台芸術学院1卒業後、新劇劇団の研究生を経て、小劇団活動を繰り返す中、パントマイムを始める。街頭、シャンソン喫茶などでも演じ、銀座のピエロとして注目される。
1968〜79年 劇団転形劇場に所属。1971年ヨネヤマママコ女史と出会い、ママコ・ザ・マイムの助手として指導・演出助手・共演者として活動。
1976年 汎マイム工房旗揚げ。以後、マイムドラマ『男のバラード』(1980年)、黙劇『待合室』(1983年)、黙劇『物置小屋のドン・キ・ホーテ』(1986年)、黙劇『ファウストの遺言』(1988年)、黙詩集『八月の蝸牛』(1989年 )、 黙劇『午後の椅子』(1990年)、黙詩集『七つの星のノクターン』(1995年)、黙詩劇『あの青い空の波の音が聞こえるあたりに』(2010年)などの作品を発表し、国内外で上演。
その間、あらい汎のひとりマイム『Mime Box』を、全国の公立文化施設、公共団体、子ども・おやこ劇場、市民劇場、学校、美術館、各種団体などで多数上演。舞台、テレビ、コマーシャル、イベント等にも出演多数。振付・指導・演出の仕事も多い。
1985年企画制作会社「P. A. C(パントマイム・アーティスト・カンパニー)設立。1997年には劇団付属養成所を「パフォーミングアーツカレッジ」として拡張し、指導にあたっている。

  
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