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天才スタニスラフスキー、ロシアの巨匠マイケル・チェーホフ、ワフタンゴフ、スレルジツキーによる究極の演技エクササイズ306題。 |
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創造的な演技を追及したモスクワ芸術座の演出家・スタニスラフスキー。スタニスラフスキーとともに、真実の演技を模索したスレルジツキー、ワフタンゴフ、マイケル・チェーホフらの演技創造への道のりをたどり、彼らが生みだした演技のためのエクササイズ306 例を提示。エクササイズ実践のポイントを監修者ゼン・ヒラノが詳細に解説。
演技者を目指す人に、演劇的ワークショップなどを指導する人に、確かでで具体的な指針を与える実践のための一冊。
創造的な演技とは何かを考える上で、欠くことのできない基本図書です。 |
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本書に収録された演技エクササイズは、ロシアの演劇の巨匠たちが現場で実践し、素晴らしい成果をあげた俳優養成法である。
時代の流れの中で、さまざまな新しい方法と組み合わされつつ、今日まで引き継がれた貴重なスタニスラフスキー・システムのエクササイズは、現在も多くの俳優志願者の訓練の場で実践され、確実な成果をあげている。
本書はその中からもっとも効果的な306のエクササイズを取りあげて紹介する。 |
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もくじ より |
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はじめに ゼン・ヒラノ |
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序章 |
スタニスラフスキーをめぐる議論 |
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Chapter1 |
初期のスタニスラフスキーとモスクワ芸術座 |
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Chapter2 |
レオポリド・スレルジツキーシステム |
モスクワ芸術劇場第一スタジオ |
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リラクゼーション |
注意の集中 |
創造の輪 |
天真爛漫さ |
想像力 |
感情の記憶 |
交流 |
リズム |
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Chapter3 |
エヴゲニー・ワフタンゴフによる |
システムの再構築 |
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リラックス |
集中 |
正当化 |
空想 |
注意の輪 |
感情の記憶 |
任務 |
テンポ |
交流 |
公開の孤独 |
リズム |
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Chapter4 |
マイケル・チェーホフの反乱:ロシア期 |
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境界線/創造の精神 |
集中 |
想像 |
楽な気分 |
動き |
オイリュトミー |
全体感 |
雰囲気 |
役作り |
テキストの読み込み |
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Chapter 5 |
流浪のマイケル・チェーホフ |
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想像 |
集中 |
高次の自我 |
雰囲気と質 |
サイコロジカル・ジェスチャー(P.G.) |
「フォー・ブラザーズ」 |
センター |
想像上の身体 |
目的 |
放射 |
アンサンブルの練習 |
スタイルの感覚 |
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Chapter 6 |
スタニスラフスキーの分析時期: |
テーブルを囲む議論 |
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Chapter7 |
アクションと「身体的行動」に関する |
スタニスラフスキーの訓練 |
身体的行動のメソッドの考案 |
スタニスラフスキーのエクササイズ:最終期 |
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リラックス |
アクション/ 与えられた環境 |
"魔法のもしも" |
想像 |
集中 |
真実の感覚と天真爛漫さ |
感情を呼び起こす |
交流 |
テンポ・リズム |
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あとがき ゼン・ヒラノ |
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Mel Gordon(メル・ゴードン) 著者 |
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ミシガン大学でBA、ニューヨーク大学で修士・博士号取得。
カルフォルニア大学バークレー校、ニューヨーク大学などで教鞭をとる。専攻は演劇芸術・ダンス・パフォーマンス研究等。国内外を問わずテレビ・ドキュメンタリー番組などの制作に携わるほか、ニューヨーク・ザ・アクターズ・スタジオなどで俳優育成に教師として参画。
スタニスラフスキー、マイケル・チェーホフ、ステラ・アドラー、メイエルホリドなどの研究著書多数。 1978〜1980年、ニューヨークのリー・ストラスバーグ演技研究所、1983〜1988年には同じくニューヨークのマイケル・チェーホフスタジオで教師活動。 1990年〜現在までカルフォルニア大学バークレー校、演劇科、ダンス、パフォーマンス研究。
主な著書
・Dada Performance ・The Stanislavsky Technique: Russia: A Workbook for Actors(本書)
・Expressionist Texts
・Stanislavsky: The American Tradition
・Meyerhold, Eisenstein and Biomechanics: Actor Training in Revolutionary Russia
以下多数。 |
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ゼン・ヒラノ 訳・監修 |
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ニューヨーク・ザ・アクターズスタジオ正会員。
創立者リー・ストラスバークに演技・演出の才能を認められ、スタジオの最終試験に招待される。 年間1000人以上の受験者の内、3〜4人というオーディションに合格し、正会員となる。
師リー・ストラスバークの意思を継ぎ、教師の道を選ぶ。ニューヨーク大学芸術学部演劇科講師などを歴任し、マンハッタンプロジェクトなど、第一線で活躍中のグループを指導。
日本ではミユキ・ヒラノとともに、東京、並びに河口湖コミュニティにてザ・メソードアクティング、マイケル・チェーホフ心理身体訓練、フィーリング・リベレーション(感情の解放)を基軸に演技訓練の指導に当たる。 |
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連絡先=ゼン・ヒラノ・ゼミナール事務局
HP:http://www.geocities.jp/zenzemi/ |
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