チェーホフ巡礼 チェーホフ巡礼

ISBN

4-89380-294-1
978-4-89380-294-1

牧原 純

定価

2,000円
初版
2003年12月25日
チェーホフが亡くなって100年。いま、チェーホフの足跡を現地に辿り、現代の風景に重ねて、チェーホフの人間像に迫る……。

戯曲「かもめ」「三人姉妹」「桜の園」はじめ、数々の名作を遺し、チェーホフが44年の生涯を閉じた1904年から100年。
ロシア演劇に詳しい著者は、チェーホフの足跡を丹念に辿っていく。
少年期を過ごした生地タガンローグ、医学への思いを抱いて上ったモスクワ、そして最果ての流刑地サハリンをめざすシベリアへの長い旅路……。
その土地でチェーホフのまなざし、息遣いを感じつつ、作家の内面世界に迫る。……等身大のチェーホフがいま蘇る。

チェーホフの時代背景を示す、
「ロシア演劇が辿ってきたみち」
「スタニスラフスキー・システムの一世紀」の小論、
およびチェーホフ年譜を付す。著者撮影の現地写真多数掲載。

【もくじ】より

チェーホフ巡礼
1 タガンローグ
2 モスクワ(前期)
3 イルクーツク、ウランウデ
4 ペテルブルグ
5 再びモスクワ
6 メーリホヴォ
7 ヤルタ、そしてニースとジェノワ
8 バーデンワイラー(南ドイツ)
9 ノヴォジェヴィチー墓地(モスクワ)
サハリン2003(巡礼補遺)
アレクサンドロフスク・サハリンスキー
コルサコフとユジノ・サハリンスク
ロシア演劇のリアリズム
ロシア演劇が辿ってきたみち
スタニスラフスキー・システムの一世紀
いままたチェーホフ
・あとがき
・チェーホフ年譜
・主な引用・参考文献
  
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