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ラボ教育センターという魅力的な教育組織に出合ったのは1998年の夏のことだった。
ラボ付属の言語教育総合研究所での研究活動を通して、ラボの活動が「優れた地域での演劇教育の典型」であることを確信するに至った。
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ラボ・テューターやラボっ子は活動のすべてに、私の提起する「ことばと心の受け渡し」を充満させ、他者とシンクロする「からだ」を兼ね備えていたのである。
ここでは、子どもの生理や論理を優先させ、まさに「学びの地平」が拓かれつつあった。
独創的で魅力にあふれたテーマ活動の一端でも紹介できたらという思いで出版を思い立った。 |
まえがきより
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目次より |
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まえがき |
福田三津夫さんの新著に寄せて=松本輝夫 |
福田三津夫さんとの運命的な出会い=矢部 顕 |
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第1章 地域の演劇教育─ラボの場合 |
■ラボ・ワークショップ全国行脚 |
1すべてはラボ教育センター本部から始まった |
2ラボ・テューターとラボっ子から学ぶ |
3各地でのワークショップ・アラカルト |
4ラボ・テューターとラボっ子の「からだ」 |
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■テーマ活動づくりとパーティづくり─ラボ・パーティ参観記 |
1研究テーマを設定する |
2居場所づくりとテーマ活動─宇野由紀子パーティの巻 |
3テーマ活動「スサノオ」を創る─行松泉パーティの巻 |
4ことばとからだのハーモニー─高橋義子パーティの巻 |
5三つのラボ・パーティから視えたもの |
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■テーマ活動は地域の演劇教育 |
1演劇教育とは何か |
2演劇教育の育てる力 |
3テーマ活動は地域の演劇教育 |
4テーマ活動は限界芸術の一つ |
5テーマ活動における表現 |
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■テーマ活動の表現を考えるための本 |
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第2章 新・実践的演劇教育論 |
演劇教育の原点を探る1 |
高山図南雄の「あらためてスタニスラフスキー」 |
竹内敏晴『主体としての「からだ」』 |
鳥山敏子の教育実践 |
副島功の仕事 |
辰嶋幸夫のドラマ |
渡辺茂の劇づくり「LOVE」 |
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演劇教育の原点を探る2 |
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演劇教育としての授業 |
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1949年生まれ。1972年から33年間、東京都公立小学校教師。1991年から20年間、雑誌「演劇と教育」(日本演劇教育連盟編集、晩成書房発行)編集代表。日本演劇教育連盟副委員長、埼玉大学非常勤講師(特別活動論・生活科指導法)を歴任。現在、白梅学園大学非常勤講師(教育実習指導)。「ことばと心の受け渡し」(「演劇と教育」2005年4月号)で第46回演劇教育賞受賞。ラボ言語教育総合研究所研究員。妻とミニコミ誌「啓」発行。脚本研究会「森の会」、劇あそびと劇の会「P&P」、清瀬・憲法九条を守る会、清瀬・くらしと平和の会所属。 |
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著書;『男の家庭科先生』(冬樹社、福田緑との共著)、『ヨーロッパ2人旅22日間』(私家版、福田緑との共著)、『いちねんせい─ドラマの教室』(晩成書房)、『ぎゃんぐえいじ─ドラマの教室』(晩成書房)、『実践的演劇教育論─ことばと心の受け渡し』(晩成書房)。『劇あそび・学級に活かす表現活動』(平井まどかと共著、日本演劇教育連盟ブックレット) |
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ブログ;実践的演劇教育─ことばと心の受け渡し |
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