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親の顔が見たい |
ISBN
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978-4-89380-377-1 |
著
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畑澤聖悟 |
定価
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1,200円+税/重版出来 |
初版
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2009年4月20日 |
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名門の女子中学校で1人の少女がいじめを苦に自殺。 遺書にいじめの加害者と名指しされた生徒の親たちが、
その夜、学校の会議室に集められた……。
「うちの娘は加害者ではない!」
──残された遺書をめぐって、親のエゴイズムが、
そしてそれぞれの家庭の事情が、親娘関係が、噴出! 話題の戯曲。 |
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■第12回鶴屋南北賞ノミネート作品 |
■劇団昴上演・NHK放映作品 |
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マスメディアは、子を亡くした被害者の親の悲しみを中心にあふれるように報道するが、肝心の加害生徒がどうしているのか、どう考えているかなどは、少年法の壁もあって、ほとんど触れられない。畑澤の作品はもちろんフィクションだけれど、加害者の親に焦点を当てることで、いじめの構造の本質に迫ることに成功している。 |
高橋 豊「解説」より |
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畑澤聖悟 (はたさわ・せいご) |
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劇団「渡辺源四郎商店」店主。劇作家・演出家。
2005年『俺の屍を越えていけ』で日本劇作家大会短編戯曲コンクール最優秀賞を受賞。「悲劇喜劇」に掲載された代表作『背中から四十分』は、2006年の文学座のアトリエ発表会の他、英語版が英訳戯曲集『現代日本の劇作』第10巻(日本劇作家協会刊行)に収録され、ニューヨークやロンドンでリーディング公演が行われている。また、現役の高校教諭であり、演劇部顧問。青森県立青森中央高等学校演劇部を2度にわたり高校演劇日本一の栄冠に導いた(05年『修学旅行』、08年『河童』)。ラジオドラマの脚本を多数執筆し、文化庁芸術祭大賞、放送批評懇談会ギャラクシー大賞ラジオ部門最優秀賞、日本民間放送連盟賞ラジオ娯楽番組部門最優秀賞などを受賞している。 【主な著書】
対戦型エッセイ『アウガで会うが?』(工藤千夏と共著、ぷりずむ、2006年)、二十一世紀戯曲文庫『修学旅行』(第1回配本、日本劇作家協会・株式会社ボイジャー、2006年)
【連絡先】
渡辺源四郎商店HP http://www.nabegen.com/ |
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